多くの方が経験あるのではないかと思いますが・・・
「好きでこの家(両親)に生まれたわけじゃない!」
と思っていました。
今は“親ガチャ”なんていう言葉もありますが、
物心ついたときには
自分で選んだつもりも覚えもない
環境にいることに、はたと気づきます。
いわゆる恵まれた環境であれば
さほど感じないのでしょうが、
生きていくのもつらいと思う環境にいたとしたら
周りのすべてが憎らしく、
到底認めることなどできない!と思ってしまいます。
私の場合、生活に困ることはありませんでしたが、
祖父母、叔母、両親と弟との生活で
親戚の問題、家族間の諍いなどがあり
ともかく一刻も早くこの家を出たい!!という一心で
高校を卒業したら一人暮らしをするために
進学すると決めていたほどです。
大人になってからもかなり長い間
両親が私にしてくれたこと、してくれなかったこと
その諸々に心の中で文句をつけていました。
でも、この世に偶然はありません。
自分の記憶になかったとしても、
今いる場所は過去の、もしくは過去生に因るものだからです。
常に働いている因果応報の法則があるかぎり
その結果が今となっているからです。
今とてもつらい場所にいる方は
心も体も大きく傷ついているかもしれません。
でも、それは黙って耐えろという言ことではありません。
声を出して助けを求めれば、
声を聴いてくれる場所も増えていますし、
その中に少しでも改善できる何かがあるはずです。
そして改善するための“何か”を見つけるために
今その場所にいるのだろうと思います。
何より自分の心が変わっていくことで
少しずつ状況も変わっていくでしょう。
本当につらいとき、
ネガティブな行動にネガティブな対応をしてしまっては
ますます自分を追い込んでしまいます。
どうか、少しでも楽に息ができる方法を探してみてください。
私自身は、すでに両親も他界したことが関係あるかもしれませんが
今は、両親がしてくれたこと全てが理解できるようになり
認め感謝しています。
その当時、両親にできたこと全てだったであろうから、です。
この心境になるまでに何十年もかかっていますが(笑)
今年もあと20日。
新しい年を気持ちよく迎えるために
諸々の準備をしておきたいと思います。
みなさまもお忙しいでしょうが
どうかご自愛くださいませ。
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